アミノ酸系でも石油系が多く

アミノ酸系でも石油系が多く、使い方によっては毛は細く、薄くなり、毛の寿命も短くなり、頭皮に残留すれば薄毛や抜け毛は進行します。石鹸系はＰＨ調整剤で酸性にして中和するケースが多く、アルカリ中和能の低い頭皮（特に女性）や、髪がゴワゴワする欠点もあります。これらはそれぞれ特性があり、目的や状況により選び、優劣はあまり考えない方がいいです。育毛にいいシャンプー情報は氾濫していますが、理論的には優れているが、根拠や裏付けデータがない情報です。
薄毛対策として髪をブラッシングすることは、毛根を刺激し頭皮の血行をよくすることにもつながります。とりわけシャンプー前のブラッシングが薄毛対策として効果的です。使用するブラシは、毛足の粗い長目のブラシがよく、ブラシの毛の生えている部分を持ち、ブラシの毛を地肌に寝かせて押しあてます。そして手首をゆっくりと回しながら、頭の丸みに沿って半回転させます。その後に頭頂部から前後左右の髪の毛の生え際に向かってブラッシングを始め、髪の毛の流れに沿ってとかしていきます。次に髪の毛の流れとは逆方向に、髪の毛の生え際から頭部に向かって、ブラッシングしていきます。仕上げに髪の毛の表面をとかしたら終わりです。ブラッシングをする時には、あまり強すぎると頭皮に負担をかけ逆効果になりますので注意しましょう。
シャンプーの品質や成分を追求するより、使い方・毛を育てるシャンプー法をマスターしてください。シャンプー剤で洗った後、髪の感触がよくないとシャンプー剤は売れません。多くの人に買ってもらうため、洗い上がりの感触を重視しています。感触が良くなる成分を髪に残留するようにつくられています。この残留成分が頭皮や毛穴に進入して薄毛や抜け毛の原因となったり、頭皮や毛穴の育毛環境を阻害します。
AGA治療薬のプロペシアは、医師の処方箋が必要なので、一般の薬局では手に入りません。プロペシアを入手するためには、必ず、男性の抜け毛症の専門の皮膚科などの医療機関で診察を受けなければならないということです。個人輸入で手に入れることも可能なようですが、医療薬であること、少ないとはいえ副作用の恐れがあることを考えるときちんと医療機関で処方してもらう方がよいでしょう。皮膚科と言っても、もちろんすべての皮膚科でプロペシアを取り扱っているわけではありません。ですから、プロペシアの処方については、近隣の医療機関に、事前に問い合わせるとよいでしょう。